2017年09月23日更新

高血圧が引き起こす恐ろしい合併症

高血圧が引き起こす合併症としてまず挙げられるのが、動脈硬化です。
高血圧になると血流による血管への圧力が高くなるため、血管へのダメージが大きくなります。
するとそのダメージを軽減するため、血管は脂肪などを内側へ蓄えようと作用します。
その結果、血液の通り道が狭くなってしまい、ますます血管ヘのダメージが蓄積されていく、そしてそれにより血流自体も滞りがちになると言うのが動脈硬化です。

更に高血圧の合併症には、この動脈硬化の発症により引き起こされるリスクが高くなると言う点も含めて、以下のようなものも該当します。
まずは心筋梗塞です。
これは心臓の血管が詰まってしまうことで引き起こされる病気です。
心臓の血管が詰まると心臓の筋肉が壊死してしまうので、それにより心臓機能そのものに大きな支障が出てくることが考えられます。

それから心不全です。
高血圧により心臓が必要以上に拍動を続けている状態が継続されていくと、それだけ心臓に対しての負担も大きくなります。
そのため心臓のポンプ機能に対しての負担もかかりやすくなることから、心不全が引き起こされやすくなります。
また心筋梗塞も、心不全を引き起こすリスクファクターのひとつです。

続けて脳に対しての合併症としては、脳出血と脳梗塞があります。
脳出血とは、脳の血管が破れることで脳の中にまで出血が及んでしまう現象です。
脳に出血が及ぶと脳は圧迫され、その機能が正常に果たされることは難しくなってしまいます。

脳梗塞は、脳の血管が詰まってしまう病気です。
こちらは発症することで脳に届けられる酸素量が著しく低下してしまうので、やはり脳機能が著しく低下してしまいます。
これらの合併症は、いずれも心臓、脳と言う人間の生命維持に重要な役割を果たしている部分にダメージが発生する病気であることから、命の危機に直結する可能性が高い病気です。
また命が助かったとしても、対応が遅れたりした場合には重篤な後遺症が発生する可能性もあります。

脳や心臓だけではなく、腎臓にも生じる合併症

更に高血圧は、心臓や脳以外にも合併症を引き起こします。
そのひとつが腎不全です。
これは高血圧により腎臓の細い動脈にも動脈硬化が発生することが要因です。
腎臓は、体内の老廃物、水分、電解質を濾過して、尿として排出させる役割を担っています。
腎不全とは、その腎臓の機能が正常に果たされない病気です。
そのため腎不全になり、その程度が重度化した場合には、機械的に体内の老廃物などを濾過、排出させるための人工透析を受ける必要が出てくる場合もあります。

更に糖尿病と高脂血症も高血圧の合併症に該当し、同時にそれらによって腎臓への病気が引き起こされることもあります。
糖尿病は高血糖状態が続く病気ですが、高血圧の場合には、非常にこの状態になりやすいと言われています。
高血糖状態が続き、加えて高血圧の状態だと、血管に対しての血流からの圧力は相当あると考えても問題はありません。
そのため動脈硬化が発生しやすく、やはりそれが腎臓で起きることで腎不全が引き起こされるリスクが高いと判断することができます。

高脂血症は、悪玉コレステロールや中性脂肪が高い状態です。
どうして悪玉コレステロール、中性脂肪が高い状態が続くのかと言うと、食生活などが関係していることも考えられますが、ひとつは血圧が高いことで血管への圧力が高いため、それを改善するために悪玉コレステロールなどが血管に蓄えられやすくなっていると考えられます。

そして糖尿病、高脂血症は先で述べたような心臓、脳に対しての疾患、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすリスク要因にも該当しています。
また高尿酸血症の人は高血圧の人も多いですが、高尿酸血症を放置すると痛風になる危険性も高くなるので注意が必要です。
つまり高血圧になると言うことは、健康を脅かす様々な合併症のリスク要因を引き寄せることに直結すると言えます。